京都てっぱん日記

オタクな父&息子と3人暮らし。京都の面白そうな「ほんまもん」を探して、日々徘徊中。

京都市考古資料館の遺跡発掘体験!山科本願寺跡を掘る。

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趣のある建物だと思いますが・・・

みすぼらしい「京都市考古資料館」・・・?

先日、インターネットで京都新聞を見ていたら面白い記事がありました。

お知らせ : 京都新聞

写真でも分かるように確かに古びた建物ですが、こちらは京都市の埋蔵文化財の多くを展示している立派な資料館なのです。個人的には歴史的で趣(おもむき)のある建物だと思うのですが、世間の評価は厳しいですね。
毎年夏休みには、こちらの資料館で「考古学者に挑戦!」と題して発掘体験と土器づくりをさせてもらえます。歴史好きオタク一家は、2年連続で参加してみました。

初めての発掘体験!

この年の発掘体験は2日間かけて山科本願寺を掘ることになりました。オタク息子は両日参加しますが、付き添いとして1日目はオタク父、2日目はオタク母が担当することに。

本願寺山科別院について

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この中に、3万人もの人が住んでいたそうです!

山科本願寺とは戦国時代に織田信長と対立した一向宗の蓮如上人の本拠地です。まずは地下鉄「東野」駅で集合し、歩いて現地まで向かいます。現地に到着してみると、かなり広い場所でびっくり。総面積約80ヘクタール(甲子園球場約20個ぶん)と聞いて、オタク息子と2人で

「どれだけの範囲を掘るんだろう?」

と心配していると、あらかじめ決められた囲い部分を掘るのだと指示して頂き、ほっとします。学芸員さんからは

「あまり張り切って土を掘ると埋まっているものを壊してしまうかもしれないので、注意して下さい」
 
と言われました。日焼け止めクリームを塗って帽子をかぶってタオルを首に巻き、軍手をはめて準備万端。言われた通り、慎重に掘り続けます。

https://instagram.com/p/3hrzn1uIZi/

出土した破片を持って、得意気なオタク息子。

お宝、発見!

お昼を食べてちょっと休憩した後で、発掘再開!ですが夏の暑さでもうオタク母は自主休憩。息子はけっこうしつこく掘っていたところ、何か見つけたようで学芸員さんを呼びに来ました。どうやら、青磁の壺のようです。そのままの形で埋まっているようで、息子は大興奮!
(発掘中に見つけたものは持って帰れませんので、念のため。)

学芸員さん曰く、

「ここにはそのころの一番高価な、貴重なものが集まっていたのですよ」

だそう。当時の青磁は海外から輸入された高級品だったそうで、本願寺の財力の大きさが想像できます。当時の人はあまり利用しなかったという、サウナ式のお風呂も見つかったようです。栄華の跡がしのばれますね!

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京都市埋蔵文化財研究所は6日、山科本願寺跡(山科区西野山階町)の発掘調査で、室町期の石風呂跡が見つかった、と発表した。サウナのような構造で、浄土真宗中興の祖・蓮如(1415~99年)が入った可能性もある、という。
石風呂の北には直径3メートルの井戸があった。東にはかまど跡もあり、汗を流す湯を沸かしていたと考えられる。風呂の歴史に詳しい京都府立大の大場修教授(日本建築史)は「石風呂が寺院に築かれた例は少ないと思われる。京都や奈良の寺院にある木造の蒸し風呂に至るまでの過渡的な形式だった可能性がある」と指摘している。

京都新聞より


発掘したものを洗浄して、乾かして終了。いやはや、貴重な体験ができました!この講座は毎年8月の前半に3日ほどの連続講座で、発掘体験と土器づくりなどの楽しい体験ができます。お勧めです!
(申し込みは7月ごろから。今年の夏季講座は8月4日~6日だそうです。ご参考まで)


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