京都が舞台の新刊小説の中から書店員と読者がお薦め作品を選ぶ「京都本大賞」の第5回受賞作が、京都市出身の原田まりるさん(32)の「ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。」に決まった。1日に京都市中京区で授賞式があり、原田さんは「ニーチェの言葉に『神は死んだ』とありますが、受賞を聞いて『神はいたな』って思いました」と喜びを語った。
「京都本大賞」とは、京都府書店商業組合が毎年選ぶ賞*1です。余談ですが、京都ガイド本も同じ組合から選ばれています。 まりるさんの後ろ側のホワイトボードのポスターでもお分かりですね(^-^)
「悩める女子高生の前に、現代人にデフォルメされたニーチェやキルケゴールらが次々と現れ、哲学を語るエンターテインメント小説」だそうで、見てみたらかなり面白そう。クラシック喫茶を営む頑固オヤジや京大の名物教授・・・それだけでも絶対にいそうですね(^-^;
<登場人物>
児嶋アリサ…京都市内の高校に通う17歳の女子高生。
ニーチェ…オタク気質なスマホアプリ開発者
ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。より
キルケゴール…ミステリアスなカリスマ読者モデル
ショーペンハウアー…クラシック喫茶を営む頑固オヤジ
サルトル…ガールズバーの経営を手がける中年実業家
ハイデガー…京都大学の名物教授
ヤスパース…ニーチェの友人の精神分析医
京都出身、原田まりるさん。
恥ずかしながら原田さんのことは存じ上げなかったのですが、さすが元アイドルだけあってかわいい~。美人&かわいい子大好きのオタク母としては嬉しい。
- ご出身は左京区の哲学の道近く
- 大谷高校→京都女子大学
- 尾崎豊のファンで哲学の勉強を始めた
- 芸名の「まりる」はポケモンのマリルから引用
ですって。めっちゃ地元民っぽくて親しみが持てます。装丁も今っぽくてとっつき易そだし、読んでみようっと。
*1:ちなみにノミネート作品には同じく京都ご出身、芥川賞作家の綿矢りささんのお名前もありました・・・これはちらっと読んだけれどちょい軽かったなあ(^-^;。ファンだから興味があったのだけど。