筋金入りの食いしん坊なもので、子どもの頃の夢は、
「老松の『夏柑糖』1個を1人で全部食べること」
でした。「夏柑糖(なつかんとう)」とは老松の有名なお菓子。夏みかん果汁と寒天をあわせて、皮に注いで固めたものです。夏みかんが出回る季節しか食べられないので、気がつけば終わっていることもしばしば。京都では老松北野店、嵐山店、大丸京都店で購入できます。
老松の創業は明治41年、比較的新しいお店です。昨年は店主のお嬢さん(神戸大学在学中の才媛)が、葵祭の斎王代(さいおうだい)に選ばれました。
こちらにはお兄さんもいらっしゃるのですが、平成11年に祇園祭のお稚児さんに選ばれてはります・・・かなり名誉なことです(^-^)
大人食い!夏柑糖を食す(^-^)
夏柑糖ですが、これは主にお客様への手土産か、お中元などでお贈りする「よそ行き」のお菓子。オタク母も頂き物をちょっぴりとしか食べたことがなかったので、満足するまで食べてみたい!と長年思っていたのである日、夏柑糖を思い切って大人買い。改めて見ると、ずっしりと重くて大きいです!帰宅後早速ふたを取って、スプーンで一口すくってパクッ。美味しい(^-^)
似たものはたくさんありますが、こちらは夏みかんの甘さと、ほのかな苦さがたまりません。でも一口、もう一口と食べるうちにだんだんと辛く、そして寒くなってきました・・・。結局、半分ほどで食べきれずに残してしまう羽目に。丁寧に包み直して冷蔵庫にこっそり隠し、次の日にまた1人でいただきました(-_-;)
夏柑糖は1個がかなり大きめなので、1人で四分の一~二分の一ぐらいずつが適当なようです。皆さんは分けて召し上がって下さいね!
℡:075-463-3050
営業時間:9:00~18:00
→有職菓子御調進所 老松 北野店