京都てっぱん日記

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「みかさ」って京都弁?鶴屋「鶴壽庵」の壬生炮烙(ほうらく)を食す。

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左が白あん(こしあん)、右がつぶあん。お皿が小さかった(^^;

先日、いつもの大丸京都店(きょうとみせ)で鶴屋鶴寿庵の「壬生焙烙」を購入しました。鶴屋鶴寿庵は壬生狂言で有名な壬生寺の門前菓子店で、新選組の時代からある老舗です。

京都鶴屋 鶴壽庵|京都の和菓子

壬生狂言では「炮烙割り」という有名な演目があり、壬生炮烙はその焙烙*1をモチーフにしたお菓子。いわゆる「みかさ」=どら焼きです。もともとの中身は粒あんなのですが、新発売された白あんはこしあんなのですって。

店頭に並べてあったのですが、見た目は違いが分からないですね~ってつぶやきましたら、お店の方曰く、

「白あんのほうは一回り小さいんです(^^;」

だとか。材料費の違いかしら?

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上がいつものつぶあん、下が新発売の白あん(こしあん)。

 

みかさ(=どら焼き)ってご存知?(^^;

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帰宅してからちょうどオタク父が何か食べたいと言ってきたので、買ってきた壬生炮烙=みかさを食べるかどうか聞いたところ、

「『みかさ』って何なん?食べ物?」

と、驚かれました。オタク父は京都人ではない*2ので「にぬき」「どんつき」など通じない言葉も多いのですが、みかさが分かってもらえないとは・・・それともオタク母の言葉が年寄りっぽいのでしょうか(T_T)

「みかさ」と言えば京都では某和菓子店が有名なのですが、個人的には甘過ぎてあまり好みではなくて。でもこちらは甘過ぎず美味しかったです。最近お茶会続きであんこにはちょっと食傷ぎみだったのですが、白あんは珍しくて気に入りました。リピート買いしに行こうと思います。

*1:京都では2月の節分に壬生寺に参詣して、境内で販売されている素焼きの炮烙に家内一同の年齢、性別を書き、寺に奉納するという風習があります。

*2:オタク父曰く、「えらい(しんどい、辛いという意味)」にも驚くそうです。以前、他人から面と向かって「あんた、えらそうやなあ」と言われたとか。え、何でそんなこと言われるんやろ・・・と思ったそうです(^^;