みなさま、漢字の「七」を三つ書いて何と読むのかご存知ですか?実は先日、お世話になっている大先輩からオタク母にお尋ねがありました。
「今度使うお店なんやけど・・・店名の字が読めへんのや。七を三つ書いて、何て読むんやろ?」
「㐂」は「喜」の異体字なので、「喜」と読み方も同じです。
「㐂」は現在、常用漢字にも人名用漢字にも入っていませんが、「喜」の異体字として昔はよく使用されていた字で、縁起の良いイメージから、今でもお店の屋号などにはしばしば用いられているようです。
「㐂」は喜の異体字=草書体に基づく俗字です。七十七歳のお祝いを「喜寿」と言うのは、㐂という字が七十七に見えるから、だそうです。
京都の方でも読めない方がたまにいらっしゃる・・・ということで、「㐂」が使われている京都の有名店を挙げてみました。
天㐂(天喜):てんき
千本今出川上ル、天ぷらの名店。創業は昭和8年、天ぷら懐石を日本で初めて発案しはりました。店構えも京都っぽいのですが、玄関を入ると奥に石畳が。趣がありステキなお店です。
肝心の天ぷら*1ですが、最近は評判が良いようですね。
ちなみに上七軒の歌舞練場には、店名のちょうちんがたくさんありますよ!夜に見るとより艶やかです(^-^)
℡:075-461-4146
営業時間:11:30 ~ 22:30(20:00)
→一休.comレストラン<天喜>
㐂一澤(喜一澤):き いちざわ
一澤帆布のお家騒動後オープンしたお店。三男さんのお店が大流行りの「一澤信三郎帆布」、すぐ南にある四男さんのお店が「㐂一澤」です。
無地でレトロなデザイン、信三郎帆布よりも以前の一澤帆布に近いと仰る方も多いです。
℡:075-531-1296
2店とも、最近ちょっと話題のお店ですね・・・ご参考になれば幸いです(^-^)
*1:法事で我々が伺った十数年前は天ぷらが冷めていて・・・けっこういいお値段だったのに。作り置きだったようでガッカリヽ(`Д´)ノプンプン