京都に長く住む人同士で話していると、意味はよくよく分かるけれど書き起こすと???となる言葉があります。そのうち詳しく調べたいので、備忘録代わりにとまとめてみました。
かいらしい
これ、本当によく聞きます。「下位らしい」「甲斐らしい」とかでは全くなく、「かわいらしい」の短縮形で「かわいくてたまらん」ってな意味。発音的には「かいらし(い)」、最後の「い」もひょっとしたら要らんかも。
清少納言やないけれど、ちっちゃい子どもとか・・・小さいものってほんとうにかいらし~!
用法:「船はし屋の福だるま、ほんまにかいらしなあ~」
ちなみに福だるまとは、三条大橋たもとにある「船はしや」さんの小さな焼き菓子です。
少し前に、ランチに出かけた寺町「しゅん逢 紗々木」でお食事の最後に出てきたのですが、かいらしい上にほのかに甘くて美味しかった!お客様が来られたときなどに良いかも(^-^)
ようさん
養蚕ではなく「たくさん」という意味。大阪などでは「ぎょうさん」と言うようですが京都ではあまり聞いたことがないような・・・最初の「ぎ」を発音しないのか、近場で聞いて回っても「ようさん」派がほとんどでした。
ちなみに似たような言葉にたくさん、という意味の「ようけ」があります。
用法:「とらやの小さい羊羹、ようさんもらったわ。持って帰る?」
じじむさい
これも本当によく言われました。じじい=お爺さんとはおそらく関係なく「見た目が悪い」「かっこ悪い」「みすぼらしい」「ダサい」というきつめの幅広い意味です。人目を気にする京都ならではの言葉かなあ(^^;
用法:「ババシャツがニットから見えてるわ。じじむさい!」
ちなみにお借りした写真は「イカ京(いかにも京大生)」、昔のダサい京大生のサンプル。シャツをデニムに入れて、ベルトは黒。確かにじじむさいかも?(実はこんな感じの京大生はもういないそう(^^;)
→もうイカ京とは言わせない!いまどき京大男子のファッションスナップ | コトカレ
ひちみ
これはウチだけかもしれませんが、「七味(しちみ)」のことです。グーグルで何度調べても情報が出てこないのでおかしいな、と思ったら「ひちみ」と検索していました。お恥ずかしい(T_T)
用法:「原了郭の黒ひちみ、好きやわ~」
思い出したら、また追記していきます。