京都人は実は中華好き、地元民に愛される名店が実はたくさんあります!でも、もう閉業してしまった人気店もあって残念・・・思いつくままにまとめてみました。
京都の中華と言えば、「鳳舞」でした!
平成21年に閉店した「鳳舞」、京都の古い人間にはおなじみでしたが今や伝説となった感がありますね。
こちらのお店からのお弟子さんのお店は有名になって行列ができていますが・・・白雲が無くなって河原町二条「鳳泉」、堀川北大路上ル「鳳飛」、御所近く「鳳舞楼」だけになってしまいました(祇園の「平安」も入るのかな?)。現在、跡地はマンションになっています*1。
お弟子さんが開いた有名店はレタスが入ったからしそばの「鳳舞楼」。行列ができる人気店です。
鳳系の「白雲」が閉店!
子どもの頃、よく食べたのが家の近くにあった「白雲」の中華料理でした。お店まで食べに行くというよりはテイクアウトしてきて、家で食べることが多かったように記憶しています。
こちらのお店は先ほども書いた京都中華の元祖「鳳舞」から直接に暖簾分けされたお店*2ということで有名でした。詳しくは「京都の中華 (幻冬舎文庫) 」をご覧くださいね。
残念ながら、少し前に閉店されたようです。詳細等は行って確かめようと思っていたのですが・・・うーん、悲しい。
ホテルフジタの中華「桂花林」→河原町二条「桂心」。
ホテルの場所柄か、こじんまりとした宴席にも使えて便利だったのがホテルフジタの「桂花林」。あっさりとした中華だったので、年配の方にも人気でした。我が家のオタク息子も、ここの名物マダムにいつもかわいがって頂きました。
ホテルフジタがリッツカールトン京都になってしまい、どうなることかと思っていたらすぐ近くに「桂心」と名前を変えてオープン。
移転直後は気のせいか味が定まらず、どうなることかと思ったのですがその後はやや庶民的寄り?だけれどいつものお味に。だんだんと以前からのお客様も戻ってきはったようで、店内はいつも満席でした。
年に数回通っていたのですが、これも2年ほど前に閉店してしまいました。すぐ近くに人気店「鳳泉」ができたことも痛かったのかしら?残念です。
欧陽菲菲が歌っていた!御所西の「白鳳」→「おかきの播磨屋」。
こちらは50年ほど前とかなり古い話です。少し前に実家の母と「『鳳舞』から分かれた、いわゆる鳳系」 の話になりました。母曰く、
「そう言えば、平女(注:平安女学院)の近くにあった「白鳳」っていうお店は美味しかったよ。1階が駐車場で、上がお店になっていて。たまに欧陽菲菲が来て歌ってはったわ。」
だそうで。よくお祖父ちゃんに連れていってもらっていたそうです。名前は似ていますが鳳系のような街中華ではなく、ちょっとホテル中華のような高級路線だったのですって。
今はそのままビルを使ってはるよ、ということだったので興味があって調べてみたところ、面白いことが分かりました。烏丸通に面した「おかきの播磨屋」のあの大きなビルがそうでした。無料の喫茶が併設されているおかき屋さんです(厳密には、購入者だけの喫茶です)。
昔は大丸京都店のデパ地下(現在は閉店)、リーガロイヤル京都(今はレストラン名が変更)にあった「白鳳」 とは何か関係があるのかな?
グルメな大先輩方とよく「美味しい中華が食べたいね!」という話になるのですが、そう言ってもどこのお店が美味しい?→王将のようなこってり庶民派や豪華なホテル中華は要らない→結局は京都らしいあっさり系の町中華!といういつもの結論になります。
最近、京都の中華はブームになってきているようで・・・行列もたびたび見かけます。でも、長年親しまれたお店が閉店するのはやっぱり悲しいなあ。