実家の母に誘われて老舗料亭「ちもと」へ行ってきました。京都中央信用金庫、略して「中信」がやってはる「味覚の会」の催し*1です。
女将さんによると、「ちもと」での味覚の会はなんと28年ぶり!そしてこの2月は味覚の会のみの貸し切りだそう。会員は約1,300人もいはるそうですが、今回は特にお手頃なランチがいただけるということでほぼ満員御礼の出席率だそうです。皆さんよく分かっていらっしゃるのかな、さすが!
ちもとは江戸時代の1718年に創業という老舗有名店ですが、今まで行ったことがなかったのでとても楽しみでした。NHK「京都人の密かな愉しみ」にも出演された女将さん、さすがにお話がお上手でした。
あのお雛さまが見られるかな?と思ったら3月からだそうで、残念。
まずは八寸。手の込んだお料理がどれも美味しかった!母と、「お料理屋さんのプロの黒豆ってなんでこんなにふっくらしてるんやろ」と、主婦らしい話題で盛り上がりました(^^;
お椀は甘鯛と胡麻豆腐。ほのかな柚子が美味しい。個人的に柚子ってあまり好みではないのですが、天然の柚子は本当にいい香りと風味なんだなあと実感。
おつくりも美味しかった!
これはお凌ぎ「飯蒸し」、蕗味噌と南京南瓜。器が素朴でちょっと可愛らしい。
いちばん楽しみだった「すっぽん蕪蒸」。翌朝のツルツルお顔をお楽しみに・・・と言われていたのですが、よく分かりませんでした。でも美味しかった!
焚合や小鉢、ご飯等は省略してデザートは自家製最中と高級苺「古都香(ことか)」。この最中は個人的には・・・ちょっと、でした。あんこがちょっと塩っぽかったような?お菓子だけは専門店に任せたほうがいいんと違うかなあ(^^;
これだけで8,500円(税サ込)とちょっと贅沢なランチ。お料理はさすがにどれも美味しかったです!またいつか来られたらいいなあ・・・。
店内の設え、絵画が素敵!(お雛様見たかった~(T_T))
建物はかなり古びていますがそれが京都っぽくて良い感じ。階段を上がったところや広間などに豪華なお着物や絵などが飾ってあり、それもまたよし。
ふだんは芸妓さんとかが踊らはるような段上に絵が飾ってあり、女将によるとビートたけしさんの絵だとか。以前は夏場の床によく来られていて、6枚もいただいたというお話。
本当は有名なお雛様が見たかったのですが、来月ということで本当に残念。来たいなあ、見たいなあ~(T_T)
℡:075-351-1846
月~日、祝日、祝前日: 12:00~15:00 (料理L.O. 14:00 ドリンクL.O. 14:00、17:00~22:00 (料理L.O. 20:30 ドリンクL.O. 20:30)
定休日:月2回、不定休
→一休.comレストラン<ちもと>
*1:年に3回、老舗有名料理店での昼食会があります。ちなみに前回は菊乃井さんでした。過去には粟田山荘、萬亀楼などがあったそうです。