祇園祭ってどうしても山鉾巡行が注目されがちですが、実は7月いっぱいのお祭りで様々な神事が行われます。下記は黒七味でおなじみの原了郭さんのインタビュー、分かりやすいので宜しければリンク先で読んでみて下さいませ。
京都・祇園で319年続く黒七味の老舗「原了郭」13代目当主の原悟さんは、祇園祭の神事に関わる宮本組の組頭でもあります。
祇園祭の期間は、7月1日から31日までの1ヶ月間。うち、「宮本組」が奉仕を務める儀式が開催されるのは7月10日から28日までとなります。(中略)
17日に行われる「神幸祭(しんこうさい)」では、八坂神社から神様を乗せた御神輿を京都市中にお連れする「神輿渡御(みこしとぎょ)」が行われます。
御神輿を先導するのが、神様の宝物をお運びする「神宝奉持列(しんぽうほうじれつ)」です。
17日の山鉾巡行後に行われる神幸祭と八坂神社の前での神輿渡御(みこしとぎょ)」出発の儀は有名で見てみたかったのですが、あの混雑は無理っぽいのでもうちょっと空いた木屋町三条辺りで見てみようと計画をたてました。
お目当ては宮本組「神宝奉持列」と久世駒形稚児さん、そして中御座の御神輿。八坂神社を出たあとは四条大和大路から順番に氏子地域を周られます。
こうやって見るとけっこうな距離ですね。参加する大先輩がたに聞いたところ、19時前後に通られるとのことでスタンバイしていましたらほぼ時間通りに通られました。木屋町通は細いのでどこもよく見られてお勧め、です。
ふだんは気さくな大先輩がたも、皆さま真剣にお務めされており沿道から静かに見守りました(そうは言っても皆さまから「ここにいたんか!」「見に来てくれてありがとうね」など口々にお声がけ頂きました)。

地元ではよく知られた祇園界隈のお商売屋さんも多数。上は中村楼の若主人さん。数年前放送されたNHKスペシャルではかなり話題になりました。
これは手ぬぐい専門店「永楽屋」の名物社長、細辻伊兵衛さん。こんなお姿でもサングラスは外さはらへんのですね。



この後は市役所前広場でいったん休憩とのこと、大船鉾のお囃子を聞きながらいったん避難*1。

この後はほいっと!ほいっと!の掛け声と共に御神輿がやってきて御池通を渡っていきました。暗くなっていたせいか上手に撮れなかったのでお写真お借りしていますが・・・ハッピ姿の方がたくさんでホントに勇ましいです。

松井京都市長のSNSも貼っておきます。あちこち回られているようで、この季節は特に大変なようです。
神幸祭の3基の神輿はそれぞれ所定のコースで御旅所に向かうこととされており、本市ではこれまで、三若神輿会の神輿と担ぎ手の皆様を市役所前広場でお出迎えしております。… pic.twitter.com/fRA8MTJMSK
— Koji Matsui 松井孝治 (@matsuikoji) July 17, 2024
御神輿はこのあと、還幸祭まで四条通の御旅所にとめ置かれます。後祭の山鉾も立ち始めていますが、ちょっとだけ一息入れはる方も多いかな。

これは別日の八坂神社。夜の八坂神社ってそう行くことは無いのですが、祇園祭期間は人も多く賑わっていました。
*1:いったん避難した際に、思い立ってすぐ近くのホテルオークラ京都のアップルパイを購入。ホテルに戻って食べました。ふだんならちょっと甘いと感じたかな、でもこの日はくたびれて、その甘さが美味しかったです。


藤井聡太さんが仁和寺での竜王戦でいつも召し上がる有名なアップルパイ、たぶんティールーム等で食べたことはあるのだろうけれど・・・美味しくて良かった!

