祇園祭の7月いっぱい、京都の(特にご年配の)方がきゅうりを避けるというのはよく言われてきた俗説です。オタク母もずっと信じてきました。美味しいので、個人的には7月でも構わず食べてはいますけれど。
きゅうりを切った断面と八坂神社の神紋が似ているせいだと言われてきましたが・・・興味深い投稿を見つけました。
お借りしたインスタグラムは仕出し屋「井政」さんのもの。写真は昨年に祇園祭のお稚児さんと禿を務められた、おか善さんのおぼっちゃん兄弟です。
「昨年おか善御一行様にお出しした料理も振り返りますと、もう松茸も使っていたんだ。 胡瓜は関係ないですよーと事前連絡いただいていたり。」だそうです。あらら。
ちなみに下の動画にも映っていますが「祇園祭中の食事はお父さまが火打ち石を打って清めてから頂く」とのこと。どこの仕出し屋さんかなあと思っていたのですが・・・(興味深い動画ですので、宜しければご覧下さいませ。お料理は2:20あたりからです)。
祇園祭山鉾連合会の木村理事長さん、「7月でもきゅうりを食べる」!
そしてダメ押しで見つけたのはこちら。八坂神社宮司の野村明義さんと祇園祭山鉾連合会理事長の木村幾次郎さんとの対談です。
木村幾次郎さんは「万足屋きむら」三代目当主で八坂神社の氏子さん、9歳から長刀鉾の囃子方を務めてはります。先祭の巡行では先頭集団にいらっしゃいました。
木村理事長「いや、私が子供の頃にきゅうりを食べたらいけないという話は全くなかったんですよ。八坂神社のご神紋に遠慮してと言うけど、反対に遠慮するぐらいだったら食べて力をもらわないと意味がないのと違いますでしょうか。なんで遠慮するのかなと思っています。祇園祭の時季に一番いいきゅうりという夏の野菜を遠慮して食べたらあかんというのは、ちょっと考えられへん発想やなと、なんでこんな発想ができたのかなと。祇園祭というのは、神様の力をもらってその力で疫病退散もあり、それからいろんな1年の厄除けを祈念するということだと思いますんでね。だから、遠慮するとか、食べたらあかんとかいう話は、私にとってはこれはおかしいんですよ。
「令和五年祇園祭対談 八坂神社宮司 野村明義氏×祇園祭山鉾連合会理事長 木村幾次郎氏」 【第3部】八坂神社と山鉾 | Kyoto love Kyoto. 伝えたい京都、知りたい京都。
え、それなら誰が言い出したん?違うなら早く言ってよ!部外者を陰で笑うためのネタだったのかな・・・怖っ。