京都てっぱん日記

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某N社、地元でもあまり良い噂は聞かない件。

創業者である永守重信氏(現会長)はすでに78歳。その後継者をめぐって日本電産は迷走を繰り返してきた。カルソニックカンセイ(現マレリ)元社長の呉文精氏、シャープ元社長の片山幹雄氏、関氏と同じく日産出身の吉本浩之氏と、いずれも後継者含みでヘッドハンティングしたものの、「期待どおりでない」と判断するや永守氏は一流経営者たちを次々に辞任へと追い込んだ。

わずか1年余りで関氏を退任に追い込んだ今回の騒動で堪忍袋の緒が切れたのだろうか。パンドラの箱が開いたかのように多くの関係者が証言を始めた。

(中略)

中でも日本電産の最大のタブーともいうべき問題は、自社株買いをめぐる疑惑だ。ある金融関係者が打ち明ける。

「毎年実施されている日本電産の自社株買いだが、実は同社では毎月のように買い付け条件が変更され、これに永守氏が深く関与している」

日本電産に疑惑、自社株買いに永守会長が関与か | 経営 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース

某N社、すぐ分かりますが日本電産のニュースが世間一部を騒がせています。自社株買い=インサイダー取引の疑いがあるとか!他にもいろいろあるようで、不正や大量退職などもうボロクソに書かれています。

東洋経済だけでなく、ダイヤモンドにも載っています。

日本電産の永守重信会長と関潤社長(当時)の間で、ボタンの掛け違いが生じたのは1年以上も前、昨年7月に遡る。永守氏が関氏に最高経営責任者(CEO)を譲ってから、わずか1カ月後のことだった。

(中略)

両者の見解に相違はあるものの、永守氏が押し切る形で関氏が“更迭”された。正式には、永守氏がCEOに復帰したのは今年4月である。だが実質的には、この昨年7月時点で関氏はCEO職から追いやられていた。絶対君主を前に、“1カ月天下”だったということだ。

その後、両者は幾度となく対立と和解を繰り返すことになる。決まって関氏が永守氏の条件をのむことによって、和解はなんとか成立してきた。だが和解の回数を重ねるごとに、関氏の絶対服従を試すかのような「踏み絵のハードル」は高くなっていった。

両者が最後に和解したのは、今年6月の株主総会直前のことだ。またも仲たがいは収束したかに見えたが、運命の日は突然やってきた。7月1日と4日、永守氏から関氏の元に「2通の通知書」が届けられたのだ。紛れもなく最後通牒だった。その紙切れには、驚愕の文言がしたためられていた。 

スクープ!日本電産“社長解任”全真相【前編】、永守会長が関氏に突き付けた「2通の通知書」の中身 | 京都企業の血脈 | ダイヤモンド・オンライン 

この続きは有料記事だそうですが、電子書籍で読みました。内部リークがスゴいらしくかなり詳しくて興味深かったです。こんな会社あるんですねえ。他にもいろいろ載っていて、京都にお住まいの方は特に興味深いんとちゃうかな。

 

ファンが多い永守会長?今後の報道は?

府立医大に70億円寄付をしたり100億円+αで大学を買収したにもかかわらず、個人的には昔からあまりいいイメージはない会社*1なのですが・・・永守さんのファンは多くいるようで本も売れているようですし、大事に信仰している神社を同じようにお参りする方々も多数いはるとか。

九頭竜大社について | 【九頭竜大社】

そして会社自体にも数々の噂があります。途中で辞める方が多いのもこちらの特徴です。

  • 入社試験で昼食の早食い
  • 入社後の研修でトイレ掃除
  • 労働組合がないので福利厚生ほぼゼロ
  • 他社で解雇された人材を管理職として採用

↑全て元社員の奥さんから聞いた愚痴実話です。トイレ掃除研修は有名な話ですね。

京都には任天堂・ワコール・ロームなど有名大企業が数々あって、人づて or 直接的に色々詳しめの噂が流れてきますが・・・悪い噂しか聞かない会社って本当に珍しい(そういう自虐的な社風なのかしら)。

かなりマシになったとはいえパワハラ・長時間労働は当たり前なので、離職率の高さは半端ないです。東洋経済社では引き続き情報提供を募ってはりますが、辞めた方々からいろいろなタレコミがありそう。このニュース、今後どうなるか見ものです。

*1:「医大に70億円寄付」という点では任天堂の山内さんと変わらないのですけれど・・・何でだろう。企業イメージって大事だなあ。

大学買収には100億円+追加で毎年10億円寄付、ゆくゆくは医学部も作る予定だそうですが大丈夫なのかな?

個人資産100億円寄付だけでは終わらない、拡大する永守大学改革:日経ビジネス電子版