京都てっぱん日記

京都生まれ京都育ち、美味しいもの大好き!地元応援を言い訳に食べ歩き&ホテル宿泊強化中♪

<試し読みOK>中村軒、カリル、フルーツショップホソカワ・・・飯テロ要注意の『カラスのいとし京都めし』。

カラスのいとし京都めし 2 (フィールコミックス)

 

以前、「カレー製作所カリル」へ行って美味しいカレーを食べお会計を待っていたところ、出入り口付近に置いてあったコミックに目が留まりました。

ふせんが挟んであったので見るとカリルが載っています。他も面白そうなのでパラパラとめくってみると、なんだか美味しそうなマンガ!

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京都「烏寺」。喋るカラスがいたという話の残るこの寺に、これまたずいぶん長生きのカラスが一羽おりました。食への興味が募るこのカラス、とうとう人の世界まで降りてきてしまったのでした。

  • 中村軒
  • パティスリーカラン
  • 京のつくね家
  • 鶴屋寿
  • 富美屋
  • フルーツショップホソカワ*1
カラスのいとし京都めし 1 (Feelコミックス)より

めっちゃくいしんぼうのカラスが人間になって京都の美味しいものを食べてまわる・・・という話です。設定からして独特の世界観ですが、違和感なく読めます。くいしんぼうは人種や動物を超えるのかも(^^;

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カラスのいとし京都めし 魚田南 | FEEL FREE

有名な店*2だけでなく、地元民御用達らしきお店も載っていてかなり美味しそう。amazon の「なか見!検索」からも試し読みができますので、宜しければご覧下さいね。

*1:フルーツショップホソカワの本店は下鴨。でもタカシマヤにある支店のほうが気軽に入りやすい(^-^)

*2:ちなみに2巻の表紙は田中長奈良漬本舗ですね。特徴をうまく捉えて書いてはります~。

『京都ぎらい』の井上章一さん、実は洛中のど真ん中、中京区生まれ(^^;

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©京都新聞

これまたマニアックな内容ですみません。我が家は京都新聞を購読しているのですが、1面に連載されている井上章一さんのコーナーを読んでみると・・・!

仮面洛外者の告白

先日、事情があって自分の戸籍を、チェックした。見ておどろいたのだが、私の出生届は中京区に出されている。生み落とされたのは、中京区の病院であったらしい。私はこれまで、花園生まれの嵯峨育ち、洛外者を自負してきた。このコラムでも、そう公言している。もちろん今でも、その自意識に変わりはない。しかし、嘘をついていたのかもしれないという、かすかな負い目も感じている。連載の最後に、懺悔のつもりで告白する。

京都新聞(3/30)より

井上章一さんは洛星高校→京都大学という京都人のエリートコース(ちょっと古いかな?)を歩んできたお方。現在は国際日本文化研究センターの教授です。著書の『京都ぎらい』は2016年の新書大賞を受賞され、めっちゃ売れました!

井上さんは京都の洛外出身という立場から、今まで洛中の方をさんざんディスってきはっただけにかなり驚いています(^^;・・・中京区なら、バリバリの洛中ではないですか!

京都では洛中出身が幅を利かせるのは常識。このご本の中でも、洛中の方からディスられた、マウンティングされた逸話を自虐的に長々と書いていらっしゃってそれが面白かったのですが。

 

洛中は偉い!

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©京都新聞

くどいようですが、分かって頂けるように再度引用しておきますm(__)m。著者が京都の有名町家・杉本家住宅を訪れはったときのことです。京都らしく、さりげなーくソフトにディスられてはります・・・。

あらかじめ電話をかけて、訪問の約束ができた日に、私は同家をたずねている。初対面の九代目当主、故杉本秀太郎氏とも、会うことができた。こちら側の依頼ごとも、過不足なくつたえている。杉本氏も、調査の件は、こころよくひきうけてくれた。

ただ、私のしゃべる京都弁らしい言葉づかいが、どこか気になったせいだろう。杉本氏は、こんな質問を私にぶつけてきた。

「君、どこの子や」

たずねられた私は、こたえている。

「嵯峨からきました。釈迦堂と二尊院の、ちょうどあいだあたりです」

この応答に、杉本氏はなつかしいと言う。嵯峨のどこが、どう想い出深いのか。杉本氏は、こう私につげた。

「昔、あのあたりにいるお百姓さんが、うちへよう肥をくみにきてくれたんや」

京都ぎらい より

井上さんの自虐っぷり、めっちゃ面白かったのに・・・連載の最後に懺悔ってなかなかやわ。個人的には、源水閉店に次ぐビッグニュースでした(^^;

<2018.3月閉店!>もう食べられない!川端康成が愛した「京菓子司 源水」ときわ木。

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今朝、知ったのですが「京菓子司 源水」が明日で閉店だそうです・・・ちょっとショック。創業は江戸時代後期の1825年の老舗和菓子店、有名な「ときわ木」はあの川端康成先生もお好きだったとか。

源水の代表銘菓として名高いのが、松の幹を表現した半生菓子「ときわ木」。

「ときわ木」とは常緑樹を意味し、見た目よりあっさりとした甘みが特徴だ。大納言小豆を羊羹地にのせ、上にすり蜜がかかったこの菓子は、文豪・川端康成にこよなく愛されたという。現代でも俳優や歌舞伎役者など、著名人に「ときわ木」のファンは多い。 

「ときわ木」は、上品であっさりとした小豆のお菓子で1個125円(税込)。子どもの頃、実家の母が買ってきたのを一気に何個も食べてめっちゃ叱られた記憶があります(^^;

立ち仕事のせいかご主人の持病が悪化し、お店を続けるのが難しくなったとのことです。跡継ぎがいらっしゃらないようで・・・本当にお疲れさまでした!

 

追記:買ってきました!

閉店前にぜひ!欲しい!と思ってお店に電話してみたのですが、留守電でつながらず。実家の母(昔からの根強いファン)に知らせたところ、

「明日、朝早くに行ってみる!」

ということで買ってきてもらいました。

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ときわ木と、源水のボールペン(非売品)!

実家ではお年始のお茶菓子としていつも用意していたので、毎年頂いていたボールペンまでがタンスの奥から出てきました(^-^)

北大路新町にある弟さんのお店「紫野源水」に見た目はほとんど変わらない「松の翠」というお菓子があるのですが・・・実家の母は、小豆の味にコクがある源水さんのほうが好みなのですって。味わって大事にいただこうと思います。

075-211-0379

食べログ<源水>