今、大河ドラマで注目される平安時代。しかし平安貴族たちが実際どんな日々を送っていたのかはあまり知られていません。今回は、俳優・財前直見さんが、京都生まれの直木賞作家・澤田瞳子さんの案内で、紫式部や清少納言など「平安女子」の暮らしを探る旅へ。
まず向かったのは、〝平安女子に人気の観光スポット〟清水寺。藤原道長、紫式部や清少納言も、清水寺を参詣していたと言います。この寺の人気の秘密は?次に〝平安女子に人気だったスイーツ〟を訪ね、甘味処「文の助茶屋」へ。そのスイーツとは、かき氷。貴族たちの夏の過ごし方とは?続いて〝平安女子の必需品〟を求め、老舗扇子店「宮脇賣扇庵」へ。扇は言わば「平安時代のスマートフォン」だった!?さらに、平安時代の宴会料理を現代風に再現している「六盛」の料理も堪能。藤原道長を苦しめたのは、平安時代の生活習慣病!?旅の最後、平安神宮の特別な絶景も楽しみます。
コロナ禍が明けてから、嬉しいことに京都関係の番組が増えてきました・・・目に留まったものはなるべく録画しても見るようにしていますが、本当に多い!
今回の放送は大河ドラマ「光る君へ」に寄せた特集のようです。財前直見さんはドラマ内で右大将道綱の母、「蜻蛉日記」の作者。澤田瞳子さんは京都生まれ京都育ちの直木賞作家さん、地元の京都新聞にも小説を連載中*1。
城南宮
待ち合わせは伏見の城南宮。混み混みの街中とは違って落ち着いた雰囲気、だそうです。
平安遷都の際、都の南に国の守護神として創建された古い神社で、方除けの神として信仰を集めている。春の山、平安、室町、桃山、城南離宮の庭と趣向が凝らされた庭園「楽水苑」は、源氏物語花の庭とも呼ばれ、小川に杯を流し和歌を詠み御酒を頂く「曲水の宴」が、毎年春と秋の2回行われ、その優雅な行事は古都の風物詩となっている。
Tel.075-623-0846
神苑拝観時間/9:00~16:30(最終受付/16:00)
→じゃらん<城南宮>
清水寺
日帰り観光スポットとして平安女子に人気。澤田さん曰く、平安時代の人間は、宴会好きの観光好きで夜型人間だとか。
℡:075-551-1234
開門時間:6時
文の助茶屋
平安女子に人気だったのはかき氷。氷室と呼ばれる貯蔵庫で保存した氷を削って、かき氷として食べていたそう。
℡:075-561-1972
営業時間:午前11時~午後5時まで
定休日:不定休
宮脇賣扇庵(みやわきばいせんあん)
平安女子に欠かせない扇!宮脇賣扇庵は江戸時代創業の老舗扇子店(お値段は他店に比べてちょっとお高め)。
℡:075-221-0181
営業時間:10:0 0 ~ 18:00( 夏季19:00 )
六盛(ろくせい)
地元民は「ろくせ(ぃ)」と言ってる気がしますが正式名称は「ろくせい」。手をけ弁当が有名ですが、お二人が召し上がっていたのは当時の再現料理。
℡:075-751-6171
営業時間:全日(平日・土・日・祝)昼11:30~14:00(14:00)、夜17:00~21:00(19:00)※17:00~は予約のみ
定休日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌火曜日)・他不定休 平日の夜はご予約のある日のみ営業しております。
→一休.comレストラン<六盛>
亀屋清永の「餢飳(ぶと)」
六盛に持ち込んではったのは、当時のレシピを再現したという亀屋清永の揚げ菓子「餢飳(ぶと)」。かぶとの形を模したお菓子で、1個入り648円(税込)。
奈良時代に伝えられた十四種の果餅の一つで、米粉と小麦で作った生地に粒あんをのせ2つに折った兜型。今日まで主に神社の祭礼の「神饌果」として供えられ、宮中や貴族の間でも用いられた食べ物です。「団喜」と同じく、千年の昔の姿そのままに、今なお保存されています。
ちなみにこのお店でいちばん有名なのは清浄歓喜団ですが、餢飳のほうが中にお香が入っていなくて食べやすいのだとか。本店は祇園石段下にあり、支店がタカシマヤとJR京都伊勢丹にあります。
〒605-0074 京都市東山区祇園石段下南
℡:075-561-2181
営業時間:営業時間:8:30~17:00
定休日:水曜
平安神宮
桜の名所として知られる神苑。今回は非公開の場所を特別に訪問されていました。
一般でも期間限定、事前申し込みで特別公開があるそうです。宜しければ来年のご参考に!
→「そう京」スタッフが教える! 「2024年・春の特別拝観」プランのおすすめポイント|そうだ 京都、行こう。
℡:075-761-0221
参拝時間:6:00~18:00
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