個人的に一番大好きな季節は冬!京都の夏はひたすら暑くてどうしようもないですが、冬の寒さは着込んで使い捨てカイロを貼ればなんとかなります・・・食べ物も美味しいし。
これは京都の冬の風物詩、と思えるニュースを3つあげてみました。ちょっと遅い気もしますが、うんうんと頷いてもらえるかな?
南座のまねき上げ
京都・南座、京の年中行事「當る寅歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」の公演を前に、11月25日(水)恒例の「まねき上げ」が行なわれました。
今年のまねき看板は総数60枚。勘亭流の書体で描かれたまねき看板が劇場正面に掲げられ、その後、劇場関係者がお客様とともに清めの塩をまき、一本締めで大入りを祈願しました。
歌舞伎発祥の地に建つ京都・南座。まねき看板で美しく彩られた姿が、京都に年の瀬の訪れを告げます。
年末になるとこのニュースが流れます。これを見るとうわあ、もう年の瀬かいなと気忙しく思います。海老蔵さん*1 or 仁左衛門さん効果なのか、今年は特にチケットが取れなかったとかという噂。
以前何かの集まりで「南座のねまき」って何度も言ってるお偉いさんがいて、この人ほんまに大丈夫かな、なんて思ったことがありました。京都人なら間違えたらアカン。
千枚漬けの仕込み
お借りした動画は「大安」さんのものですが、年末ごろになると聖護院かぶらをかんなで削る様子がよく流れます(本来は機械作業だそうで、これはあくまでパフォーマンス)。
大安や西利などの有名店から知る人ぞ知る小さなお漬け物屋さんまで気張って仕込まはるのですが、一時は錦近くの有名な「大藤」さんでのニュースをよく見かけました。「京都人の密かな愉しみ 冬」で井上あさひアナウンサーが取材されていたお店です。
地元では他に「すぐき」も人気なのですが・・・このニュースが流れると「ああ、冬の始まりやなあ」と思います。
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知恩院の除夜の鐘
親綱を持った撞き手が、「えーい、ひとーつ」という掛け声を発すると、それに呼応して子綱を持つ残りの16人の僧侶が「そーれ!」と、タイミングを合わせて撞木を大きく引きます。その後、撞き手が撞木に仰向けにぶらさがるようにして、体全体を使って大鐘を打ち鳴らします。こうして108打の鐘が年をまたいで撞かれていきます。
知恩院の除夜の鐘、とても有名ですがよく見かけるニュースは「試しづき」!本番に向けて練習をされます。16人が綱を引き、お1人が撞木にダイナミックにぶら下がってゴーン!という様子が毎年ニュースになります。
ごくたまに背中をぶつけたり地面をズリズリにすっていらっしゃる方もいらして大丈夫かな?なんて思う年もあります。
冬至が過ぎたからでしょうか、ちょっとだけ日の入りが遅くなって日差しも心なしか強くなってきたように思います。でももうしばらく冬を楽しみたいなあ。
*1:ロビーやお部屋の写真がアップされていましたが、海老蔵さんは今年も定宿のホテルにお泊まりだったようです。1ヶ月ずっとかしら、それはすごい。