祇園通の大先輩(祇園歴30年余(^_^;)から「この記事見て!」とLINEが来ました・・・皆さん、夜に出歩けなくて暇を持て余してはるようです。日刊SPA!さん、何だか変な記事だそうですよ~。
エリートが「京都マウント」を多用する理由。銀座よりも西麻布よりも先斗町
① 祇園の芸妓さんとの付き合いの長さを誇らしげに披露1つ目は「祇園の芸妓さんとの付き合いの長さを誇らしげに披露」です。ビジネスエグゼクティブの中には銀座のホステスとの付き合いを自慢げに語る人も少なくありませんが、さらに老練なマウンティングエグゼクティブになると、祇園の芸妓さんとの付き合いの長さを披露する「祇園マウント」を展開する傾向が見られます。
以下に「祇園マウント」の具体例を示します。
「若い頃から京都の祇園にある老舗のお茶屋さんに通っているんだけど、別に遊びたいわけでもステータスのためでもなくて、シンプルに芸妓や歌舞伎などの文化や伝統を残したいっていう一心なんだよね」
「付き合いの長い芸妓の中には知り合ってから20年以上になる子もいるんだけど、彼女たちは16歳から舞妓としての修行を始めるから、ほとんど娘の成長を見守っているような感覚になるんだよね」
「芸妓の中には、結婚して専業主婦になる子もいるけれど、結婚した旦那さんも交えてみんなで食事にいくことだってある。このような付き合い方は銀座のクラブでは到底できないよね」
前の2つは「京都ならよくある話」。京都である程度の収入がある方なら、どこかの芸舞妓さんの「お旦那さま」なのではないのかな・・・実際、親戚のおじちゃんもそうだったし周りでもよく聞く話。
・・・と思いながら読んでいたら大先輩曰く、
「全て薄っぺらい記事でマウント取り切れてへん。素人が作り話してるんとちゃうかな」
との鋭い突っ込み。さすがです(^_^;
そして芸舞妓好きなオタク母ですが一番最後、「結婚した芸妓さんとそのご主人とで食事に行く」というのは・・・一般人にはちょっと理解できひんなあと思っていましたが、やはりこれにも、
「『筋の悪い二流芸妓に遊ばれた阿呆客』と自分で言っているようなもの」
とのキツい突っ込みが。こういう世界の感覚って素人には分からないのですが、やはりおかしいところはおかしいのですねと納得。一流はそんなことしない?
「京都マウント」が薄っぺらすぎる?
3つ目は、「京都という街で過ごした自身の学生時代を嬉しそうに回顧」です。
京都には数多くの大学が存在し、学生の街という側面があります。 東京生まれでありながら京都で学生時代を過ごしたエリートの多くは自分の中に京都という要素があることを見せびらかしたいと心の奥底で考えており、「何とかしてマウントにつなげられないか」と常日頃から思案しているものなのです。以下に具体例を示します。
「周りで京都移住が増えているようなのですが、大学時代に京都に住んでいた私としては、皆さんが京都の魅力に気付き始めてくれて本当に感慨深いなあという印象です」
「コロナで人と会う機会が激減して、生まれてきたのが大学時代を過ごした京都に帰りたいという気持ちでした。夜遅くまで研究に打ち込んで、友達と鴨川沿いまで歩いてチューハイを飲みながら語らう。今思えば、本当に幸せな日々だったな」
「ふと何かに呼ばれた気がして京都へ。学生時代を過ごした百万遍の定食屋で懐かしのとんかつを味わっています。学生時代は平気で大盛りをオーダーしていましたが、この年齢になるとさすがに胃がもたれるなあ」
歩いて鴨川とか、百万遍*1なんてもろ京大出身って言ってるようなもの。しかし東京ではこんなことで本当にマウント取れるんでしょうか・・・。
SPA!なんてふだんは注意して読みませんが、ちょっと面白い記事でした。「②先斗町にある一見さんお断りの料亭の常連であることをさりげなく示唆」という記事もリンク先で全部読めますので、宜しければ読んでみて下さいませ。こんな人ほんまにいるん?と、馬鹿馬鹿しくて笑えます(^_^;
*1:でも京大出身の方って半分以上、いや8割以上が「え、大学どこですか?(もしかして京大?)」と聞くと「百万遍の・・・(←はっきり言わない)」と控えめに返ってくる気がします。これは京大あるある♪