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お墓参りに出かけようと思っていて起きて外を見たらまさかの大雪!昨晩降っているのは分かっていたけれどまさかここまで積もるとは・・・そしてまだ降り続けていました。お借りした写真は一澤信三郎帆布のインスタグラム、知恩院です。横スワイプで八坂神社、円山公園も見られます。
我が家のお墓はこの近くにあって石畳が多いところ。いや、今日行ったらこちらの命が危ない。外出は諦め、オタク父が買ってきてくれた京都本を読むことにしました。
東山魁夷×川端康成の京都ガイドブック!
「京都は今描いといていただかないとなくなります。京都のあるうちに描いておいて下さい」
東山魁夷の絵と川端康成の小説で綴る美しい京都絵巻。東山はどこを描き川端はどこを書いたのか。作品を楽しみながら情緒豊かな京都を巡る新しいガイドブック。
→今、ふたたびの京都―東山魁夷を訪ね、川端康成に触れる旅
昭和を代表する画家、東山魁夷が川端康成に頼まれて描いたのが昭和43年に発表した連作「京洛四季(けいらくしき)」。京都ファンの方なら、どこかでご覧になった方も多いと思います。
その一部が、川端康成の作品「古都*1」「虹いくたび」などと共に載っているのがこの本。雪が降ったらいちばんに思い出すのが「年暮る」、1968年の作品です。京洛四季のカレンダーやポスターと言えば、絶対にこれ。
川端康成の文化勲章受章のお祝いに贈られたという「冬の花(北山杉)」も美しいです。これも何かしらよく見る絵ですね。ちなみに北山は、「古都」のヒロイン千恵子が苗子と出会う場所でもあります。
後半は「川端康成の作品に出てくる名店・名料理」として森嘉、吉兆、大市などの有名店がいくつも出てきます。食いしん坊としては嬉しい!
流行のお店が載ったガイドブックもいいけれど・・・梅棹忠夫さんや池波正太郎さんの京都本を読んで、昔を懐かしむのも楽しいと思う今日この頃。最近の京都はずいぶんと変わってしまいましたけれど。
宜しければ読んでみて下さいませ。
*1:昨年だったかな、映画「古都」を文化博物館で観ました。岩下志麻さんがこんなに可愛かったことを初めて知りました、極妻のイメージが強過ぎるもので(^_^;
森嘉のお豆腐で湯豆腐をつくる有名なシーンも確かあったような・・・。