京都てっぱん日記

京都生まれ京都育ち、美味しいもの大好き!地元応援を言い訳に食べ歩き&ホテル宿泊強化中♪

<京都人あるある②>お坊さんのことを「おっさん」と言って、他府県の人にギョッとされる(^^;

f:id:otaku-son:20180903225642j:plain

写真と本文とは関係ありませんm(__)m

他府県の方には少し驚かれるのですが、京都ではお坊さんのことを「おっさん」と言います。言い方に特徴があって、「お」にアクセントがあります(アクセント的には、英語の「often」と似ています)。

調べてみましたら、浄土宗や臨済宗で住職を指す「和尚(おしょう)」がなまった呼び方だとか?住職も宗派によっていろいろ言い方があるようです。

真言宗:和尚(わじょう)
天台宗:和尚(かしょう)
浄土宗:和尚(おしょう)  おしょうさま→おっさま→おっさん?
臨済宗:和尚(おしょう)
曹洞宗:方丈(ほうじょう)
日蓮宗:上人(しょうにん)

お寺の坊さん、奥さんをなんと呼ぶ? - 凡愚のつぶやき

高名なお坊さんや偉いお坊さんに対してはあまり言わないような気がするので、檀家さんやお寺関係者からお坊さんに親しみを込めた呼び方なのかなあ、と個人的には思っています。

 

余談:おっさんのお話。

f:id:otaku-son:20180903231405j:plain

お盆におっさんが実家へ来られた時の世間話で、最近の京都に関する興味深い話をひとつ。

うちのお寺さんは平安時代(^^;から続く古いお寺なのですが、付随する古い施設を耐震等の諸事情で閉めたところ・・・近くに住む海外の方から「今後、あの施設はどうされるのですか?良かったらそのまま売ってください」という問い合わせが即あって驚いたそうです。

最近いろいろな所から似たような話を聞くのですが、空き地や閉店したお店、空き家等はこのように目ざとく買われて宿泊施設(多くは民泊)になってしまうのですって。おっさん曰く、

「買って民泊にしはっても、その後どうしはるか分からへん。怖い話です」

だそうで。もし採算が取れなくて潰れた場合にはどこに売り飛ばさはるか分からへんので断ったそうです。京都はけっこう保守的で閉鎖的な方が多い(自分も含む)ので、こういったことに日々怯えて暮らしております(T_T)

婦人画報10月号は「みんなのお茶」、茶人100人大集合!魯山人の茶碗セットも買えます♪

婦人画報 2018年 10月号
詳しくはこちら→婦人画報 2018年 10月号

昨日発売された「婦人画報」は、「みんなのお茶」特集です。”茶人”100人大集合!ということで興味深く読みました。誰か知っている方が載っているかな?と思いましたら、我が流派の支部長サマが載っていてちょっと安心(^^;

約400年前、千利休はこう言いました。「茶の湯とはただ湯をわかし茶を
たててのむばかりなる事と知るべし」であるならば、お茶を楽しむ人は、
皆“茶人"。お家元もベテランも若手も、大人も子どもも、女優も作家も、
流派も、洋の東西も問わず、本当にお茶を楽しんでいる100人の姿を
通して、「茶の湯は、こんなに楽しい」をお伝えします。

婦人画報 2018年 10月号

ちなみに出てくる茶人さんの横には、全て茶人歴が載っています。表千家〇〇年、遠州流茶道〇〇年など・・・「裏千家約60年」というベテランの方々にはびっくり。それだけでもう半世紀越してる\(◎o◎)/!

f:id:otaku-son:20180902031305j:plain

©婦人画報

武者小路千家の次期お家元や滋賀県「たねや」社長&女将など、いろいろ興味深いページが多数あるのですが、目を引かれたのが「女優とお茶」のページ。

檀ふみさん、木村多江さん、羽田美智子さん・・・やはり所作が美しい方は、茶道をたしなんでいらっしゃいますね。驚いたのは、田中麗奈さんが裏千家歴13年だということ。頑張ろう!

 

お茶の映画、『日日是好日(にちにちこれこうじつ)』。

f:id:otaku-son:20180902033012j:plain

表紙は黒木華さんと樹木希林さん。これは少し前から話題の映画、来月公開の『日々是好日(にちにちこれこうじつ)』。先日、献茶式が建仁寺の両足院で行われたということで周辺でも話題になっていました。ちなみに流派は表千家です。

ロケ地は全部東京近辺だそうで。京都とは関係なさそうなのが残念。でも面白そうな映画なので観に行こうと思っています(^-^)

映画『日日是好日』(にちにちこれこうじつ)公式サイト 2018年公開

 

欲しい!樹木希林さん好みの茶籠。魯山人茶碗が入っています(^^;

f:id:otaku-son:20180902033425j:plain

©婦人画報

個人的に樹木希林さんのセンスは以前から大好き(=コムデギャルソン好き)なのですが、この茶籠もとても素敵!と思ったらやっぱり嘉門工芸さんがらみ(^-^)

しかし、お値段もやっぱり素敵すぎて手がでません。95万円(税別)ってどういうこと・・・税込みだったら100万超えです。

  • 北大路魯山人作の茶碗・茶碗袋
  • タイ王室御用達の工房に特注した手編み茶籠
  • 村瀬治兵衛作の千鳥茶器・手書きペルシャ更紗仕覆

詳しくはこちら(トップページにリンクがあります)→婦人画報のおかいもの

 

個人的には茶道から京都を極力排除した本だなあ、という印象を受けました。ちらっと見た感じでは載っていたのは武者小路千家、末富、淡交社と鶴屋吉信ぐらいかな?*1でもいろいろと興味深かったので、読んで良かったです(^-^)

*1:丸久小山園、祇園辻利、美好園などのお茶専門店を除く。でも京都を入れると京都ばっかりになってしまうだろうから、仕方ないのかしら(^^;

美味しい!志ば久のきゅうりしば漬け「朝霧」と、しそ巻きらっきょう。

f:id:otaku-son:20180831150450j:plain

©志ば久

先日、実家へ帰ったついでに美味しいお漬物屋さんを教えてもらいました。左京区の大原にある「志ば久(しばきゅう)」さん。船越英一郎さんのBS日テレ『京都の極み』やNHK『ええトコ』でも放送された知る人ぞ知る有名店。ジェイアール京都伊勢丹の催事に出店していたので買ってみたそうです。

実家の母はお漬物が大好きなので今まで「東山 八百伊」「加藤順」、たまに「田中長奈良漬店」などがお気に入りだったのですが、こちらも負けずに美味しかったのですって。

母曰く、「人工的な薬(保存料?)の味*1がしないから、美味しい!」 だそうです。分かる人は分かるのかな?(^^;

 

お勧め!しば漬けと、しそ巻きらっきょう。

f:id:otaku-son:20180831150715j:plain

ラベルが古風でかわいらしいです(^-^)

  • 「朝霧」きゅうりのしば漬け(432円:税込)→青じそ、きゅうり、ミョウガ
  • しそ巻きらっきょう(756円:税込)→甘酢漬けらっきょう、赤しそ
  • ひねの壬生菜→壬生菜

このうち、左側のしば漬け「朝霧」がとても美味しくて気に入りました。青じそ風味の自然なお味で、ポリポリとしたきゅうりの歯ごたえがいいのです。母は手前のしそ巻きらっきょうがお気に入り。100g756円と、ちょっと高いけどお勧めだとか。右の壬生菜は古漬け=ひね漬けを使ったということでしょうか、ちょっと濃いめのお味でした。

f:id:otaku-son:20180831153354j:plain

℡:075-744-4893

8:30~17:30、日曜営業

年中無休

食べログ<志ば久>

大原はちょっと遠いなあ・・・と思って調べてみましたら、京都市内で買えるところを見つけました。

  • D&DEPARTMENT(四条烏丸)
  • ビブレ「KOHYO北大路店」(烏丸北大路)
  • 里の駅「おおはら」(大原)
取り扱い店舗一覧

D&DEPARTMENTは四条烏丸を下った仏光寺にあるオシャレなお店ですが、スーパーのコーヨーは盲点でした!

 

*1:以前は、お土産用などに大量生産されるお漬物には保存料などの薬品が入っていることが多かったようです。デパ地下のいろいろなお漬物屋さんを見て回りましたが、調味料や添加物などが入っているものや無添加のものなど色々で驚きました。これからは裏面ラベルをよく見て買おう。