京都てっぱん日記

京都生まれ京都育ち、美味しいもの大好き!地元応援を言い訳に食べ歩き&ホテル宿泊強化中♪

京都発祥「ワコール」と「日清食品」とは親戚。どちらの社長夫人もコクヨのお嬢(^^;

日清 チキンラーメン 5食P

 

少し前のネタになりますが、朝ドラ「まんぷく」をニュースからの流れでなんとなく見ていたせいか、公共電波であんな宣伝まがいなことをしていいの?と思いつつチキンラーメンを買ってしまいました。同じように考える方が多いようで、スーパーの棚は空っぽ。

ってなことを実家の母に話したところ、テレビに影響されやすいなあ~と笑われたあとで、

「そう言えば、日清(食品)の社長の奥さんとワコールの前社長の奥さんって、どちらもコクヨのお嬢さんやんね。昔よくテレビに出てはったで」

とのこと。へ、何それ?知らんかった!!

 

ワコールと日清食品は親戚関係!

日清食品の安藤家とワコールの塚本家は、姻戚関係にある。というのは、安藤徳隆氏と塚本能交氏の夫人は、いずれもコクヨ創業家(黒田家)出身者であるからだ。安藤徳隆夫人は黒田章裕・コクヨ現社長の長女、塚本能交夫人が黒田・元社長の3女である。

大塚家具騒動で再燃した「同族企業批判」は軽率 日清食品37歳社長誕生の真相 | ビジネスジャーナル

コクヨは現社長・元社長筋があり、ワコールに嫁がれている方と日清食品に嫁がれている方とはご姉妹ではありませんので念のため*1

安藤徳隆さんは日清食品の創始者、安藤百福さんの孫にあたる3代目。幼稚舎から慶応に通われたサラブレッド。

京都を代表する有名企業、ワコール元社長の塚本能交さんはワコールの創始者、塚本幸一さんのご子息で芦屋大学卒のおぼっちゃま。元社長、現会長で社長時代はフローズンヨーグルトや紳士服など、いろいろなビジネスに手を出されましたが全て失敗に終わっています。ワコールによると「新たな分野に挑戦」「拡大化戦略」だったそうですが・・・。

新たな分野に挑戦(2) | 1980's 拡大化戦略 | ワコールの歴史 | ワコールホールディングス

 

ワコールの塚本さん、大昔はご夫婦でよくテレビに出ていらしたそう。お花見や送り火の時期には、鴨川沿いのでっかいお屋敷でよくパーティをしてはりました。母のお友達がいつも招かれていて、ついでに寄ってはいろいろ立ち話してはったなあ・・・懐かしい。

*1:ちなみにコクヨ創業家の黒田元社長の次女、ワコールに嫁いだ方のお姉さんは竹中工務店の社長夫人。これもスゴい。コクヨは創業家などいろいろあって少しヤヤコシイ(^^;

京都を、ペラペラの貸着物で歩く観光客さん。やっぱり変!

いや・・・あの着物はやっぱり変ですって。京都の大半の人間が、そう思っています(^^;

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写真はイメージです(写真=iStock.com/Tuayai)

京都でもこの数年、町にフランケンシュタイン化*1が目立つようになりました。その一つが、外国人観光客を相手にした、安価な着物を扱う小売店やレンタルショップの流行です。

そこで扱っている着物は、本来の着物に比べて色や柄が不自然に明るく、派手なものばかり。生地もポリエステル製などの安っぽいもので、日本の伝統を継承して作られたものではありません。

装いにしても、冬に浴衣を着たり、浴衣なのにボリューム感のある華やかな帯と合わせたりと、奇妙で陳腐なケースが多く見られます。本当の着物文化を知らない外国人は、このようなまがい物でも日本の伝統的な衣装だと錯覚し、喜んで着てはそのまま街を歩き回っています。

"冬でも浴衣"の観光客を歓迎する京都の罪 | プレジデントオンライン

上記はアレックス・カー、清野由美『観光亡国論』(中公新書ラクレ)の一部を再編集したものです。興味深いので、宜しければリンク先で全文を読んでみて下さいませ。

ここ数年、京都にも手軽な貸衣装屋さんが増えたようで・・・町を和服姿で歩く方が増えたなあ~と思っていました。でも中にはギョッとするような着こなしの方も多くて、

  • かなりご年配の女性(子連れ、孫連れ世代の方)が振袖を着ている
  • 冬でも浴衣、浴衣のようなペラペラの着物に不釣り合いな帯
  • 着物が着崩れて、布切れを巻いただけの巻きずし状態 or 裾広がりのてるてる坊主状態になり、体が露わになってこちらが目のやり場に困る

などと着物のルールを無視した着こなしの方も多く、あれはいったい何?と少し前から話題になっていました。海外の方が日本の民族衣装に親しみを持ってくれはるのはいいんやけど、それにしてもあれはなあ・・・。 

京都在住の東洋文化研究者アレックス・カー氏とジャーナリストの清野由美氏は「観光客向けに安っぽいものをつくる『稚拙化』は、やり始めると歯止めがきかなくなる」と警鐘を鳴らす――。

アレックス・カー、清野由美『観光亡国論』より

だそうです。詳しい方*2やタクシーの運転手さんに聞いたところ、こういった着こなし、着物はお店のオーナーさんが外国人の場合によくあるパターンだそうで。貸したり売ったりする方は利益重視で、日本文化とかどうでもいいんかなあ~と、ほんまに悲しい。

「観光公害」を指摘するアレックス・カーさんのご本。大人気、ベストセラーです(^^;

観光亡国論 (中公新書ラクレ)
アレックス・カー 清野 由美
中央公論新社
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余談:「インスタ映え」しそうな派手ものが多い(^^;

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©じゃらん

最近街へ出てみると、ビジュアル的に派手でいわゆる「インスタ映え」しそうなものの多いこと!食べ物までがわかりやすく賑やかな色使いで、目がチカチカします。京都ってそんな派手な色使いのものって、今まで無かったような。

個人的には服でも食べ物でも何でも、地味で渋いものが好きな昭和生まれの古い人間・・・鹿苑寺(金閣)よりだんぜん慈照寺(銀閣)派なので、最近の京都にはいろいろと悲しい思いをしています。グチってしまいすみませんm(__)m

*1:注:『観光亡国論』でのフランケンシュタイン化とは「核心をしっかりと押さえながら、時代に合わせて姿・形を柔軟に変化させていく方法です。これは文化の健全な継承の形ですが、核心への理解がなければ、本質とは異なるモンスターを生む方向へと進んでしまう恐れがあります」

*2:先日行った街なかの美容院では、

「この前見たんですけど、外国人観光客らしき方が浴衣にゴージャスな袋帯を締めてはるんです。いろいろビックリですわ」

と言われました。袋帯とは、ざっくり言うと礼装の着物には欠かせない華やかなボリュームのある帯です。よくある話だそう(^^;

笹屋伊織のカフェ「イオリ 大丸京都店」でひと休み。細やかな気遣いが嬉しい(^-^)

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お店の前で。

少しごぶさたしており申し訳ありません。

さて、先週の京都はいきなり寒さが戻りました。日差しは暖かなのに風は冷たくて寒い!春物のコートを着ながらガタガタと震えておりました。

大丸で買い物をして、ちょっとお茶でもしようと寄ったのが地下のイオリカフェ。東寺をはじめ名だたる寺院や、各お家元御用達の笹屋伊織がプロデュースするカフェです。

笹屋伊織は「どら焼」で有名ですね・・・あ、「どら焼」と言ってもドラえもんの好きなあのどら焼ではありません。京都でそんなこと言ったら笑われますえ~♪ 

最近、用事でよく会う実家の母と。母はクリーム白玉あんみつ、オタク母はほうじ茶パフェ。お茶や白玉、黒豆、寒天などそれぞれの「具」はもちろん美味しい。アイスもゼリーも適量で美味しかった!

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手前はほうじ茶パフェ。奥はクリーム白玉あんみつ。

でも、やはり気温の低い時にパフェってちょっと寒い、と後悔していたら何と熱いお茶が出てきてほっこり。

こちらのお店は女将さんの教育が行き届いていると聞いたことがあるけれど、本当でした。お気遣いありがとうございましたm(__)m

大丸京都店の他には、七条大宮の本店、吉祥院の南店、名古屋近鉄店があります。

各店のご案内 | IORI cafe

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クリーム白玉あんみつ。

最近の京都は、抹茶関係の和風喫茶店が激増していますが・・・個人的にあまり好みでないお店も多数あるのです。ここならお値段もそこまでお高くないので、安心してお勧めできます。宜しければ行ってみて下さいね。

℡:075-241-7252

10:00~20:00 (L.O.19:30)、日曜営業

定休日:大丸京都店に準ずる

食べログ<IORI 京都大丸店>