詳しくはこちら→京都の中華 (幻冬舎文庫)
河原町二条にある中華「鳳泉」へ伺った際、レジ近くのマガジンラックに面白そうな本が置いてありました。タイトルは『京都の中華』。
読みたいなあ~と思っているうちに注文した焼きそばが来て、あまりの美味しさに本のことなどコロッと忘れてしまったのですが(^^;、後日にもう販売されていない貴重な本でお値段もかなり高価*1だったと知って、ああ読んでおけば良かった・・・と後悔。 その本が文庫化されたと数日前に知って、喜び勇んでamazonでポチリました。
「京都の中華」の全てが分かります!
出汁をきかせた淡白な味付けの中華料理を始め、 花街で愛された割烹風の中華料理など、 独特で多様な味わいが綿々と受け継がれてきた京都の中華。 他の街とはちょっと違う「京都でしか成り立たない」味の秘密に迫ります。『京都の中華 』より
- 鳳飛(堀川北大路)
- 蕪庵(下鴨)
- 糸仙(上七軒)
- 竹香(祇園)
- 駱駝(京都造形芸大前)=北白川
- 盛京亭(祇園)
- 中華のサカイ本店(新大宮商店街)・・・etc.
本を開けると、中華の有名店がずらり。写真入りで各店のお勧めメニューや作り手の方へのインタビューなども詳しく書かれていて、これだけあればグルメ雑誌はしばらく不要かも?
京都の中華の歴史も本当に詳しく書いてあり、ハマムラや今は亡き大三元など懐かしい店名が出てきて嬉しくなりました。年齢的に大三元は実家の母に連れられて数回行った記憶しかないのですが、ハマムラは京都ホテル近くのお店によく行ったなあ。
文庫化のおまけとして、筆者の姜尚美さんと中華好きで有名なミシュラン3つ星「菊乃井」村田吉弘さんとの対談が載っていました。これがまた濃ゆ~い内容で、一読の価値ありです。村田さん、食べることが本当にお好きなんだなあ・・・(^-^)
かなり読み応えのある本なのに945円(税込)とお手頃価格。年末年始は、この本を片手に中華巡りしてみようかな。
*1:amazonでは中古で6,980円の値がついています。なか味検索!で内容が一部見られます。→<amazon>京都の中華