個人的に池波正太郎の食べ物エッセイがかなり好きで、よく読んでいます。『食卓の情景 』にはお気に入りの京都のお店が良く出てくるのですが、中でも気になるのは老舗フレンチの萬養軒。
池波正太郎は、ほんとうに食べ物の描写が上手です・・・夜遅くに読むとめっちゃ辛い(^^;
しかし、朝はコーヒーにホット・マフィン一個だけにし、昼すぎから、ホテルで〔ドライ・マティーニ〕のオンザロックを三杯ものみ、それから、三時間もかけて、入念にマッサージにかかった。
夕方になると、腹の皮がくっつきそうになっている。
ここで、四条通りの〔万養軒〕へ出かけ、大好きな冷コンソメにヒレ・ステーキをやり、グリーン・サラダを一鉢食べ、ようやく活力がみなぎってくるのを感じた。
萬養軒は1904年開店の老舗フレンチ。皇室御用達としても知られています。もともとは四条通のノムラテーラーの隣にお店*1がありました。
私事ですが、昔のお店には祖父母がよく食べに伺っていたそうで。実家の母曰く、
「ほんまによく行ったわ~、入って右にあったスケスケの階段とかオルガンとか・・・懐かしいなあ」
だとか。現在は期間限定(と言ってもかなり長期間、たしか定期借地権?)で祇園に移転し、跡地はブルックスブラザーズになっています。
超人気エリアの花見小路に移転!
現在のお店は祇園の花見小路沿いという便利なエリアにあります。建仁寺でのお茶会の帰り、人ごみの中を四条通に向かって帰りかけたところお店を発見!
お茶屋を改装した趣のある建物で、お昼のコースは4,000円と6,000円(税・サ別)があります。
℡:075-525-5101
営業時間:昼 11:30 ~ 15:00(14:00)、夜 17:00 ~ 22:00(20:30)
→一休.comレストラン<ぎをん 萬養軒>
*1:ちなみに本店の料理長を長く務められた方が独立されたお店が先日オープン。お手頃で美味しくお勧め!壬生寺のすぐ近くです。