先日、茶懐石のお誘いがありましたので行って参りました。数年前にミシュラン一つ星を獲得した「瓢樹」さんです。不動の三つ星「瓢亭」からのれん分けされたお店で、場所は六角通に面した逓信病院の北側。以前から通るたびに行ってみたかったので楽しみにしていました。
まずは「つくばい」で手と口を清めます。お相撲さんのようにひしゃくに直接口をつけてはダメだよ!と、教えて頂きました。当たり前のことですが、テレビの相撲中継の影響なのか日本人でも意外と多いのだそう。
ひしゃくで水を受け、まずは手を清めて・・・と、オタク息子も見よう見まねでチャレンジ!最後はひしゃくを真っすぐ立てて、水を流して清めます。
床の間拝見などもろもろが済んでから、いよいよお料理。
- 膳出し
- 銚子・盃(初献)
- 飯器・汁替え
- 煮物
- 焼き物
- 箸洗い(小吸物椀)
- 八寸
- 炊き合わせ
- 湯桶・香の物
写真は亭主が運んで下さったお膳です。先付、八寸、焼き物、炊き合わせなどが続いてどんどん出てきます。焼き物は自分で取り分けることに。うまく出来るかしら?
八寸は季節の美味しいものが色とりどりに盛り付けられて、見た目も美しい!写真は撮れませんでしたが、松の葉を刺した焼き銀杏などがあって本当に丁寧なお仕事。どれも控えめでいいお味でした。
オタク息子は炊き合わせの「ゆばと子芋」がたいそうお気に入りで、
「これ、めっちゃ美味しいわ。余ってへんかなあ。」
だそうで。我が息子ながら、渋好みだわ(^-^)
お作法通りに頂くのはたいへんややこしく難しかったため、全て終了してきんとんが銘々皿で出てきたときはどっと疲れました。俵屋吉富さんのお菓子は、さすがにいつも美味しい。
かなり長時間でしたが、とても興味深い体験でした。今度は気軽なランチに来てみたいなあ~。