日本随一の茶どころ・京都の抹茶が織りなす魅惑の世界をご紹介!▽抹茶の季節到来!宇治の献茶祭で茶壺の口切▽濃茶に薄茶…美しくおいしく点てるコツ教えます▽茶園に仕掛けられた極上の茶葉づくりの秘密とは?▽豊臣秀吉や千利休も愛した茶商の「合組」の技▽変幻自在!ホテルラウンジで話題の抹茶スイーツ▽食の都・パリでフランス菓子の巨匠が挑む抹茶とチョコレートの可能性に迫る!<File523>
今回の美の壺、面白かったので随時追記していきます。
口切:始まりの季節を喜び、味わう
藪内流のお家元曰く、「11月は茶人にとっての正月」だそうです。宇治市の縣神社(あがたじんじゃ)で行われた茶壷の口切、代々務めるのは堀井七茗園(ほりいしちめいえん)*1の園主さん。
堀井七茗園さんは、壺詰から口切までの作法を一子相伝で伝承されているそうです。
→2020年11月5日、縣神社の献茶祭が執り行われました。【京都府宇治市】 | ALCO 宇治・城陽 山城地域の情報サイト
いつもは献茶と同じ日にお茶会もあるのですが、今年は中止だったようですね。見物客も多い行事です。
裏千家教授の鈴木宗博さんがお茶会に招いたのは、日本画家の中野大輔さん。奥様がお稽古に通っているご縁からのようですね。
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なるほど、こういったところからいろいろなご縁が広がっているのだろうなあと思いながら見ました。
不変:気まぐれな自然と、変わらぬ味を保つ技
宇治の茶農家は長谷川栄製茶場の長谷川裕晃さん。江戸時代、天保から続く茶農家さんです。宇治発祥と言われる製法、茶葉に覆いをかけて栽培してはります(覆下栽培)。
茶師さんは「綾鷹」CMにも出演された上林春松本店の上林秀敏さん。碾茶を上手に合組(ブレンド)してはりました。数々の茶道家元御用達のお店です。
「辻利」の抹茶を使ったアフタヌーンティー!
東京・赤坂のホテルでの抹茶アフタヌーンティーは、 ANAインターコンチネンタルホテル東京「アトリウムラウンジ」。昨年10月末まで、期間限定で行われたようで残念ながら現在は終了しています。
→一休.comレストラン<ANAインターコンチネンタルホテル東京「アトリウムラウンジ」>
パリのジャン=ポール・エヴァンの抹茶スイーツ
フランスのチョコレート専門店は「ジャン=ポール・エヴァン」、昨年京都にあった旗艦店は閉店してしまったのですが、宇治産の抹茶を使っています。
取り急ぎ、まとめました。