京都てっぱん日記

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京都「大西清右衛門美術館」で茶会体験。

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「大西清右衛門美術館」。「御釜師」の文字も見えますね。©Kyoto Art Box

「千家十職」の一つ、大西清右衛門。

茶道の世界では「千家十職(せんけじっそく)」といいまして、千家(表千家・裏千家・武者小路千家)のお好みの道具を製作する十の家柄があります。

  • 土風炉・焼物師 永楽善五郎
  • 釜師 大西清右衛門
  • 竹細工・柄杓師 黒田正玄
  • 袋師 土田友湖
  • 金物師 中川浄益
  • 塗師 中村宗哲
  • 一閑張細工師 飛来一閑(ひきいっかん)
  • 茶碗師 楽吉左衛門
  • 表具師 奥村吉兵衛
     「和の学校」ウェブサイト「茶道具の作家」より

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過去には「淡交社」からこんな本も。現在は絶版ですが、見たいなあ・・・。

 

「大西清右衛門美術館」へ行く。

大西清右衛門さんは「千家十職」・釜師の大西家16代目当代。大西家は京都「釜座通(かまんざどおり)」の由来にもなった「御釜師」で、代々茶釜を作られています。

一昨年ですが、「親子で学ぼう!茶釜と体験茶会」というイベントへ参加するため「大西清右衛門美術館」へ行ってきました。

 

https://instagram.com/p/4y4cgqOIVB/

大西さんの頭が切れてしまいました。すみません!

美術館で茶釜を見学した後、併設の茶室で体験茶会があるのですが、当日は特別に16代目ご本人がお茶を点てて下さいました。親子数組だけのこじんまりとしたお茶会でしたので、オタク息子もお点前の練習をさせていただくことに。内心ハラハラしましたが、アシストしていただきながら何とか乗り切りました・・・ありがたや。

偶然にもこの体験の数日前にEテレ「趣味Do楽」の『茶の湯 裏千家~茶の湯と出会う~』で大西清右衛門さんをお見かけしました。そのことをお伝えしたところ、

「あ、もう放映されたのですね。わたくしはふだんテレビを見ないので分からないのですよ」

と、仰いました。俗世間にまみれたオタク母はちょっと恥ずかしくなりました(-_-;)

今まで親子でいくつかの茶会体験に行ってみましたが、こちらは大西さんのお人柄のせいか、ゆったりとしたお茶会でした。お茶の心得が特になくても、気軽に楽しめますのでお勧めです。

 

お土産に、茶釜模様のクリアファイル。

https://instagram.com/p/4zFEX4uIcx/

気に入って使いこんでいるせいで、ボロボロ。お恥ずかしい・・・。

お土産に、美術館オリジナルのクリアファイルを買って帰りました。色々な茶釜が描かれた素敵なデザインです。釜部分は透明で内側が見えるので、とても使いやすく機能的です(^-^)