この投稿をInstagramで見る
お祖父ちゃんのお墓参りの帰りに、実家の母と八坂神社の石段下にある「いづ重」へ寄りました。
「いづ重」は老舗名店「いづう」からの暖簾分け店。以前は大丸京都店に一部の品が置いてあったのですが、残念ながら取り扱いが無くなってしまいました。
この辺りは観光客さんでいつも混み混みなので素通りしているのですが、この日はちょっとマシだったので入ってみました。
入口を入って奥へ進みます。古びてはいるけれど、風情のある店内です。お昼前だったせいか、お客さまはまばらでした。
周りをちらっと見るとけっこう豪華なお寿司を食べている観光客らしき方も多かったのですが、食べきれなかったらと不安になり鯖寿司、箱寿司、いなり寿司という地味めな無難なチョイス。
出来上がりまで、しばし待ちます。ちょうど横の柱には「昆布をはずして召し上がり候へ」との注意書き。そうそう、京都の鯖寿司にありがちな昆布の分厚さには一瞬戸惑いますものね。大阪とかは薄いのでそのまま食べると聞いたことがあります←(ケンミンショー情報(^^;)
さらりと松の葉があるだけで、ちょっとお正月気分ですね。最初は少ないかな?と思ったけれど、女性2人には程よい量でした。
人気の鯖寿司は「いづう」よりもまあるくて小ぶり。お味はいづうよりも酸味、甘味共に柔らかい感じで京都らしく上品なお味です。
以前食べたときよりも鯖の締め?塩気がちょっと心なしか強めのように思いました。この日も数人の職人さんが持ち帰りの分を忙しそうに作ってはりましたので、作る方によって個人差があるのかな。
こちらのもう一つの名物、いなり寿司はオノミ(麻の実)が大きめでガリッと歯で砕く感じなので好みが別れそう*1。箱寿司はとても美味しくて好み。麩好きとしては次回は「粟麩の巻きずし」を食べてみたいなあ。
℡:075-561-0019
10:30~19:00、日曜営業
定休日:水曜(祝日の場合は翌日)
→京寿司の老舗 祇園石段下 いづ重
*1:我が家のオタク息子はいなり寿司大好きなのですが、こちらのオノミが大の苦手。実家の母も「これはちょっと大きめやね」だそうで。歯触りがいいアクセントになる、とのご意見もあるので大人のお味なのかしら(^^;