京都てっぱん日記

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元夫も公認した暴露本(?)「京都に女王と呼ばれた作家がいた 山村美紗とふたりの男」を読む。

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丸善書店で(^-^)

ちょっと変わった「京都本」を見つけました。「京都に女王と呼ばれた作家がいた 山村美紗とふたりの男」です。山村美紗と言えば・・・京都を舞台にしたサスペンスでおなじみ、中高年以上の方なら知らない人はいないほどの人気有名作家。そして数々の伝説を残された方でもあります。

  • ご結婚されているのに、「パートナー」関係にあった人気作家の西村京太郎さんと隣同士の豪邸(地下通路で行き来できる)に住んでいた。ちなみにご主人は豪邸向かいのマンションに居住
  • 赤やピンクの超ド派手な衣装*1と髪型
  • ご主人は山村美紗さんの死後山村美紗さんの絵を描き続け、40歳も年下の女性と再婚した…etc.

以上、数々の興味深い伝説がある方なのですが・・・京都在住の官能小説家で団鬼六賞を受賞された花房観音さん*2が山村美紗さんについての本を書かれていて、丸善で即買ってしまいました。

地元人が不思議に思っていたことを全て書いてはってスゴイ!最初の10ページほどでつかみはOKって感じ、少々中だるみはありますが面白かったです。西村京太郎さんとのことはよく知られていますが、ご主人のことまでしっかり書いた本は今までなかったような?

 

92歳の山村巍(たかし)さんと、40歳年下の祥さん。

 
 
 
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写真は祥さんご本人のインスタグラムからお借りしました。左から山村紅葉さん、巍さん、祥さんです。紅葉さんは美紗さんのお嬢さんで人気女優、現在60歳なので義理のお母さまが10歳近く年下になりますが・・・仲良くされているようで良かったです。

ご主人の巍さん(現在、92歳)は元教師。美紗さんとは職場で知り合って結婚、その後は某男子校の数学教師をされていたのも地元では有名な話。死別してからは美紗さんの絵ばかり描きまくってはったようです。

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©山村巍

山村巍(やまむらたかし) 画家としての出発

再婚された祥さんとは、京都新聞のチャリティー活動をされていることもあって、ご夫婦で掲載されることもしばしば。祥さんは美紗さんにどことなく似た、雰囲気美人さん。地元ではけっこう話題になるお二方です。

 

中堅の「西日本出版社」だから出版できた?

 
 
 
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この本は現:山村夫妻も公認だそうでそれも驚きですが、さすがプロ作家さんの技で知りたかったゴシップ情報が上手に書いてあります。

花房さんはこのネタを本にしたくていろいろな大手出版社に話を持ちかけたそうですが、大手出版社は山村美紗さんの本を扱ってはるために最終的には全て断られたとか(作家さん関係のスキャンダルが世に出ないはずです(^^;)。

宜しければチェックしてみて下さいませ。

*1:古くからの京都人なら一度はお目にかかった方も多いはず。オタク母も大丸京都店の地下食料品売り場で数回拝見しましたが、ここにはよく出没されていたようです。オタク母が見かけたときは真っ白のロングファーコートをお召しでした。

*2:オタク父曰く「週刊新潮の、最近起こった話題の事件を官能小説風に書くコーナーに時々書いてはるで」だそうで。さすがよく見てる(^^;