テレビドラマの影響で京都出身の女性実業家・広岡浅子が見直されている中、浅子の実家(出水三井家、後の小石川三井家)の本家となる三井グループゆかりの施設が京都市内で注目を集めている。三井家飛躍の地・京都には建物や庭園が残り、隆盛だった商いの名残を今に伝える。
だんだんと締めに入ってきた「あさが来た」。終了後は、オタク父&母共に「あさロス」になるのではないでしょうか(T_T)
三井家跡地、旧本店、別荘まで!
京都にはあさちゃんゆかりの建物が、意外にたくさんあって驚きです。まずは生家の三井家跡地。現在はホテルになっており、「あさが来た」のパネル展も4月6日まで開かれています。三井家本店もちょっと下がった場所にあり、中で地蔵盆が開かれたこともあったとか(現在は非公開です)。詳しくは下記記事をご覧下さいね。
左京区の下鴨には別荘の「旧三井家下鴨別邸*1」(重要文化財)があり、修理が進んでいます。家庭裁判所の南側*2にあり、戦後は家庭裁判所長官舎として使われていたそうで、今年10月1日から公開予定だそうです。もともとは三井家の祖霊社が祀られていた場所なのですが、1880年に木屋町三条にあった別邸が主屋として移築されたとか。
旧有栖川宮邸に三井家の門!
「京都人の密かな愉しみ」で大学のロケ地として使われているのは女子教育の名門、平安女学院。こちらがキャンパスの一部として使われている登録有形文化財の旧有栖川宮邸「有栖館」の「青天門」は、もとは三井家の門だったとか。
三井高保が1912(明治45)年に邸宅の門として新築し、その後に移築された門を裁判所が購入した。旧有栖川宮邸は京都地方裁判所長官舎として利用され、「青天門」と命名したのは歌人・吉井勇だった。
京都新聞より
4月6~10日には有栖館が一般公開されます。しだれ桜が有名ですので、御所のお散歩ついでにいかがでしょう?
ちなみにあさのお姉さん「はつ」 が嫁いだ山王寺屋のモデルとなった天王寺屋の建物の一部も宇治に移築されています。 かなり豪華な建物だったようで、ぜひ行ってみたいです。